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古書 久田宗也
骨董買取・久田宗也は、久田家の茶道を継ぐ昭和期から平成時代までに活躍した茶道家です。表千家流久田家12代として広く茶道の普及に努めた功績があります。そんな、久田宗也は1925年に生まれています。幼少の頃より、由緒正しい家系に生まれ、茶道の基礎を厳しく教え込まれます。表千家13代千宗左に、知遇を得ており、様々な茶道の基礎を身に着けて行きます。 久田家自体、清和源氏源満季流御園氏末裔が家祖とされており、久田実房という武人がこの家系の元祖の人間だとされています。そんな久田家の実房は千利休の妹宗円の夫とされているようで、結果的に表千家と高倉久田家の間で解釈されているようです。資料など、細かいものは現在なにも残っていない、ということもあり、真実ははっきりしていないようです。 さて、この利休なのですが、茶杓を削ったものを「大振袖」と名づけており、「婦人シツケ点前一巻」と共に宗円に与えたと言われています。妻は、房政といい、剃髪して宗栄としているので、久田家の茶人として活躍していたことが分かります。 久田宗也は、この家系の12代とされていますが、その前には、宗悦、磻翁宗渓、維妙宗也、宗利、一乗宗与、宗悦、守一宗也がおり、全ての人間が、この久田家の流れを大切に守っていきます。久田宗也自体、非常に博識な人間として知られています。 様々な茶道の道具や作法、また精神などを深く研究しており、著書なども多いことで有名です。「茶の道具」「茶の湯用語集」などの代表的な著書があり、今日の茶道界において非常に重要な存在として重宝されています。結果的に、表千家流茶道教授として後進への指導をしたり、不審庵理事などを努めています。 茶道についての解説などを広く手掛けており、その数も非常に多岐に渡っています。2010年には、誤えん性肺炎のために、京都市左京区の病院で息を引き取っています。 享年85歳でした。古書買取に関しても、非常に久田宗也の作品などは人気が高く、これからも値が上がって行くと言われています。由緒正しき、家系を守り、茶道の普及に努めた久田宗也。彼の活躍こそ、今の茶道界にとって重要な働きだったのです。